走者のルール




塁の占有権

■走者がアウトになる前に他の走者の触れていない塁に触れると占有できる
アウトになるかその塁の正規の占有権を持っている他の走者に塁を明け渡す義務が生じるまで占有できる権利は与えられます



進塁の順序・進塁の方法

■左回りに1塁、2塁、3塁、本塁の順にベースに触れて進む
打者はボールを打った瞬間から走者となります(打者走者)。走者となったら左回りに一塁、二塁、三塁、本塁の順にベースを踏んで進みます。本塁へ到達すると得点することができます。

ベースを踏む順序


■打者走者はスリーフットレーンを走らなければならない
打者走者となったバッターは一塁へ向かう際はスリーフットレーンと呼ばれる一塁線とその外側に引かれているラインの間を走らなければなりません。その外側を走って守備の妨害や一塁への送球が当たった場合はアウトとなります。

スリーフットライン

■一塁はオーバーランしても構わない
ボールを打ったバッターは一塁へ向けて全力疾走しますが、そのとき一塁を駆け抜けてもよいことになっています。ただし駆け抜けた後すぐに一塁へ戻らないときや、少しでも二塁へ行くそぶりをみせてタッチされればアウトとなります。またバッターと球の一塁到達が全く同時ならセーフとなります。

■タッチアップでの進塁
フライやライナーなどの場合は、一度野手に捕球された後(野手がボールに触れた後)でないと、ランナーは次の塁へは進めません。リードしていても一度元の塁へ触れてから進塁しましょう。このことをリタッチといいます。


■ホームインのタイミング

スリーアウトがフォースアウトだったときやバッターランナーが一塁へ到達する前にアウトだったときは、その前に別のランナーが本塁を踏んでも得点とはなりません。また3アウト目とホームインが同時のときは得点は認められません。

2アウト時に2ストライクに追い込まれた打者のときに、投球された球はストライクでしたが、3塁ランナーがホームスチールで捕手にタッチされることなくもどってきました。この場合は、打者が三振となっているので得点は認められすにチェンジとなります。

おなじく2アウト時に満塁でサヨナラとなった場合は、走者は必ず次の塁を踏まなければなりません。次の塁を踏まずに引き上げてしまうと、その塁へ送球が渡ればアウトで得点が認められなくなってしまいます。


走者がアウトとなる場合

■塁を離れているときにタッチされた場合
リードしていて投手からのけん制球でタッチアウトになった場合や盗塁して次の塁へ到達する前にタッチアウトとなった場合。ファウルの場合は一度元の塁へもどることを忘れないようにしましょう。

*移動ベースの場合、元ある位置に足がついていればベースが移動していてもアウトとはなりません。また移動させたランナーとは別の後続のランナーが来たときも元ある位置に足がついているならアウトとはなりません。

■ラインアウトした場合
ランナーは塁と塁の間の直線を中心に幅約91.4cmが走路とされています。これをあきらかに大きく超えて走った場合はアウトになっていまいます。しかし、ランナーは決して直線上を走るわけではなく、回り込んで走る場合もあるのでそこまでセンチ、ミリ単位で気にする必要はありません。

■リタッチアウトの場合
バッターの打った打球がフライやライナーなどで野手に直接捕球されたら、ランナーは元いた塁へ一度触れ直さないと次の塁へは進めません。もし捕球のタイミングで元の塁を飛び出していたら、タッチされるか元の塁へ送球されたらランナーはアウトになります。また、タッチアップなどで離塁が早かった場合などで守備側のアピールがあればアウトになります。

■守備妨害の場合
ランナーは打球を処理しようとしている野手の邪魔をすると守備妨害でアウトとなります。ただし直接プレーに関係のない場所で野手と接触すると、アウトにはならずに野手の走塁妨害となり1個以上の進塁ができます。

偶然にも塁間などで送球に当たった場合は守備妨害にはならずそのままプレーは続行されます。故意であるなら守備妨害となります。

また、ランナー1塁の状況などで、2塁フォースアウトになった走者が守備の妨害をした場合は、バッターランナーもアウトとなります。

他にも塁についている走者が野手の守備の邪魔をしてもアウトとはなりません。ただし、故意の場合はアウトとなります。

本塁付近においては打球を処理するキャッチャーと一塁へ向かう打者走者の接触があったとしても守備妨害と走塁妨害が相殺されてそのままボールインプレイの状態となります。ただしどちらか故意に妨害したと判断されれば妨害したほうにペナルティが与えられます。

■打球が当たってしまった場合
バッターの打った打球がランナーに当たった場合も守備妨害によりアウトとなります。ただし、前進守備などで内野手を抜けた直後に、すぐ後ろなどでランナーが打球に当たった場合、他の内野手が捕球する機会がなかったと審判が判断すればアウトとはなりません。

また塁にいてもフェアの打球が当たればアウトとなりますが、インフィードフライの場合は塁にいて当たってもアウトとはなりません。インフィールドフライでも塁から離れていればアウトです。

打球が野手に触れるより先にベースに当たった後にランナーに当たれば、フェア地域で当たればランナーはアウトとなります。ファウル地域で当たればアウトにはならずボールインプレーの状態です。

■スパイクの裏を野手側に向けてスライディングした場合
守備をしている野手に向けて併殺を防ぐ目的などででスパイクの裏側をみせてスライディングした場合は、守備妨害でアウトとなります。場合によっては危険な行為で退場となる場合もあります。

■ランナーの追い越しがあった場合
後のランナーが前のランナーを追い越した場合は、追い越した後のランナーがアウトとなります。 フライが捕球されたなどでリタッチの必要があり逆走しているときに、前のランナーに抜かされれば同じく後ろのランナーがアウトとなります。

■無意味な逆走があった場合
守備を混乱させる目的で故意に逆走したりした場合はアウトになります。

■ベースコーチがランナーに触れて止めたり援助した場合
ベースコーチはランナーに直接触れて進塁をとめた場合は守備妨害でランナーがアウトになります。 走るマネをして守備側を混乱させた場合もランナーアウトとなります。また、ベースコーチに送球などが当たったときはそのままインプレイでプレイは続行です。故意なら守備妨害ととられます。

■ベースの踏み忘れがあった場合
ベースのいずれかを踏み忘れて進んだ場合は、守備側のアピールがあればアウトとなります。 本塁打を打って前の走者が踏み忘れていたらその走者はアウトです。2アウト時なら本塁打はなかったことになります。ベースの踏み忘れの場合はアピール後、踏み忘れたベースに触れることでアウトとなります。


ランナーが安全に進塁できる場合

走者に1個の塁があたえられる場合

■フォアボールの場合
投手の投球がバッターのストライクゾーンをはずれた球「ボール」が4つになるとフォアボール(四球)で出塁できます。出塁により前の塁にランナーがいる場合はそのランナーも進塁ができます。インプレー(プレイ進行中)ですので、フォアボールの球が捕逸などになった場合、1塁を通過して次の塁を狙ってタッチされればアウトとなります。

■デッドボールとなった場合
投手の投球がバッターの体かその一部に当たった時はデッドボール(死球)となり出塁できます。出塁により前の塁にランナーがいる場合はそのランナーも進塁ができます。ただし、わざと投球に当たったり、避けようとしなかったり、ストライクゾーンで当たったり、打者がバットを振っているときなどは該当しません。つまり「ボールの球を打とうとせずに避けて投球に触れた場合」のみになります。ワンバウンドボールでも同様です。ボールデッド(プレイ中断)です。

■ボークとなった場合
ボークとなった場合はには、バッターはもちろん四死球とは違い全てのランナーが一つ進塁できます。

■3ストライク目がキャッチャーのマスクに挟まった場合
3つめのストライクがキャッチャーのマスクに挟まった場合は、バッターはもちろん全てのランナーが一つ進塁できます。

■投手によるけん制悪送球があった場合
投手がプレートをはずさずに投げたけん制球がスタンドまたはベンチに入った場合は、一つ進塁できます。この場合はボールデッド(プレイ中断)です。

■走者が盗塁をしようとしたときに打者が野手に妨害を受けた場合
走者が盗塁を試みたときに打撃妨害が起こった場合は、走者に一つの進塁が与えられます。ただし、盗塁を試みた走者の前にランナーがいないか、いてもそのランナーも盗塁しようとしていたときに適用されます。

■野手がフライを捕球した後にベンチやスタンドに倒れ込んだ場合
野手がフライを捕球した後にベンチやスタンドに倒れ込んだり入ったりした場合は、バッターはもちろんアウトですが、走者は一つの進塁ができます。この場合はボールデッド(プレイ中断)です。



走者に2個の塁があたえられる場合

■野手による悪送球があった場合
野手の送球がスタンドやベンチに入ったときは走者は2つ進塁ができます。二つの進塁が与えられるにあたっての基準の塁は、打球を処理した直後の内野手の悪送球なら投球時に占有していた塁を基準に、その他の場合は野手の手からボールが離れたときに占有していた塁を基準にします。ただし、打球を処理した直後の内野手の悪送球であっても、そのときすでに全ての走者が1つ以上進塁している場合は、野手の手からボールが離れたときに占有していた塁を基準とします。この場合はボールデッド(プレイ中断)です。

投手がプレートをはずさずに投げたけん制球がスタンドまたはベンチに入った場合は、一つ進塁できましたが、外した場合は野手となりますので2つ進塁ができます。

■野手が身につけているものの一部を、本来の位置から離して故意に送球に触れさせた場合
野手のグラブや帽子などを投げつけて、送球に触れさせた場合はランナーは2つ進塁ができます。この場合はインプレー(プレイ進行中)です。

■フェアの打球がバウンドしてスタンドへ入った場合
フェアの打球が一度バウンドしてスタンドへ入ったときは、打者の記録は2塁打扱いになります。よって全てのランナーが2つ進塁ができます。この場合はボールデッド(プレイ中断)です。

■フェンスやスコアボードへ挟まった場合
フェンスやスコアボードへ挟まったときや、フェンスの下をくぐったときなどはランナーは2つ進塁ができます。この場合はボールデッド(プレイ中断)です。



走者に3個の塁があたえられる場合

■野手が身につけているものの一部を、本来の位置から離して故意にフェアの打球に触れさせた場合
野手のグラブや帽子などを投げつけて、フェアの打球に触れさせた場合はランナーは3つ進塁ができます。この場合はインプレー(プレイ進行中)です。


走者に4個の塁があたえられる場合

■明らかに本塁打となるような打球に野手が身につけているものの一部を投げつけて当たった場合。
明らかに本塁打出あろう打球に、野手がグラブや帽子などを投げつけてあてた場合は、すべての走者に本塁が与えられます。




その他の事項

■同じ塁に二人の走者がいた場合
同じ塁に二人の走者がいることはできません。ボールインプレイの状態のとき二人の走者が同じ塁にいるときは前の走者に占有権があるために後の走者は塁に触れていてもタッチされればアウトとなります。

■塁にでているランナーがキャッチャーのサインを読み取ってバッターに伝えた場合
特にルールに定められてはいませんが、ランナーがキャッチャーのサインを盗み見るのはマナー違反で禁止されています。悪質な場合は退場の恐れもあります。

■ベースコーチがキャッチャーのサインを読み取ってバッターに伝えた場合
特にルールに定められてはいませんが、ベースコーチがキャッチャーのサインを盗み見るのはマナー違反で禁止されています。悪質な場合は退場の恐れもあります。



















































広告0の安全サイト

P革の種類と加工

野球ドット絵素材

メジャーリーグ

野球用語集

スパイク選び

野球のルール

スコアブックの付け方

球場訪問記